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小松という男

この写真には諸説あるが、勝海舟、西郷隆盛、伊藤博文、坂本竜馬、高杉晋作、桂小五郎、大久保利通、等、蒼蒼たる顔ぶれが並ぶ。
写真を見ると、概(おおむ)ね、ファインダーを見ているグループと画面の下手(しもて)を見ているグループがあるのに気付く。
予想するに集合写真を撮る際に誰かが遅れてきたのではないか。当時の写真はシャッターを押してもしばらく動けないから「はやくしろー」とか「おせーよ」とか言わずに待つのみ。
それにしても流石は幕末の武士。むやみに笑ったりしないし、慌てたりもしない。
竜馬はちょっとふてくされてるし、小五郎にいたっては回りの状況を無視してじっと睨みを利かせている。
ただ、この中で一人だけ上手(かみて)を見ている奴がいる。大久保利通と村田新八の間にいる小松帯刀(こまつたてわき)だ。完全にうわの空のその表情に只ならぬものを感じる。
彼は幕末シーンでは殆ど、無名に近い。そこで、どんな、業績があるのか調べてみた。


鹿児島生まれ。幕末の志士。慶応2年1月、西郷隆盛とともに木戸孝允らとの間で薩長連合を締結。3年10月、将軍徳川慶喜に大政奉還を進言した。
明治元年(1868)総裁局顧問に就任するなど新政府で重きをなす。


凄い奴じゃねえか!彼は残念な事に35でこの世を去るが、もっと目立っても良いんじゃないかと思う。しかし、流石は幕末武士団。凄い奴がごろごろいるな。
それにしても、西郷隆盛はゴリラそのもの。
小松という男_e0089801_1653307.jpg

by ricayaa | 2008-01-17 16:53


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