ボンさんが言ってたっけ。
「閣下と丹波さんは、日本の映画界のトキみたいなもの・・・保護しなければならない」
そのトキみたいな丹波さんが霊界へ行ってしまった。
2年位前だったと思う。
僕がたまたま事務所にいた時、たまたま電話があって、その電話を取ったのが僕で、電話の主は丹波さん、ご本人だった。
映画を撮りたいのでキャスティングに力を貸して欲しいとのことだったが、話はそれだけに留まらず、映画の内容、情熱等、30分くらい、会った事もない僕に話してくれた。
電話を切った後も震えが止まらなかったのを覚えている。
結局、話はそれっきりになってしまったがその後、映画を撮ったという話も聞かない。
きっと、今頃、霊界で映画製作に取り組んでいる事だと思う。
ご冥福を祈ります。