太陽の力道山
月の大山倍達
この二人は同時期に日本に来て同じように格闘技の道を辿った。
しかし、その二人の生き方はあまりにかけ離れていた。
流暢に日本語を話す力道山は北から来た事をひたかくしにし、日本人になりきったのに対し、大山は死ぬまで北訛が抜けなかった。
その二人の人生が時を経て、同時期に別々の映画として作られた。
「力道山」には多少関わった僕として、対岸の「風のファイター」は見るべき映画だったんだろう。
いま、ある映画で競演をさせていただいてる加藤雅也兄いから招待券を譲り受けたのも縁なのか。
加藤さんのアクションは始めてみたけど、空手7段という役の設定にも引けを取らない凄いものだった。
僕自身、アクション俳優のはしくれとして、勉強になった映画でした。
「トム・ヤム・クン」・・・・・あれは、トニー・ジャーが凄すぎて勉強にもなりません。