九段下での所要を済ませ、あ、そうだ!って感じでふらりと今話題の永青文庫「春画展(前期)」へ。
なんか、もう、やられました。
ここ数年で3本の指に入る最高の展覧会でした。保存状態に所有者の愛を感じました。
江戸時代は間違いなくエロの時代だ。それは「平和」と同義語かもしれない。みんな謳歌しまくってやがる。
こういうのを偉そうに芸術性の観点から見るのもどうなのかな?だって、もうイヤラシイんだもん。
そんだけで十分じゃん。作者も勃たせてナンボというところで筆を走らせているわけだし。
ただ、その中で明らかに北斎の作品だけは力量と熱量が群を抜いて違ってたわ。陳腐な言い方をするなら天才って事なんだろう。
それと、18世紀に画かれた絵師不詳の『耽溺図断簡」という一枚には心と下半身を掴まれてしまいました。
この作品は凄い。
絵の前で暫く身動きが取れなくなってしまった程っす。
会期は前期が11月1日まで。その後、後期が12月23日まで。