とりあえずMeryl Streepは置いとこう。
彼女の演技力は僕がどうこう言うまでもなく万人が認めているところ。
問題は映画そのものだが、一言で言うと退屈。
ただ、サッチャーの半生をなぞっただけの映画で、良くも悪くもお金のかけた再現フィルムという感じだった。
で、もう一言いえば意味不明。
何故にサッチャーがボケていく姿を表現する必要があったのか?
デニスに取り憑かれ、そしてデニスへの執着に決別をするきっかけも全く理解できなかった。
もっとエンターテイメント性を表に出しても良かったんじゃないかなと思う。
現に街がゴミでいっぱいになるシーンや、国会での舌戦のシーンは面白く見れたからね。
監督自信も最後まで方向性が見いだせなかったんじゃないかと思ってしまうような残念な作品だった。