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業界内向けEx論

日本のドラマが何故面白くないのか?

理由は数あれど、その中でもエキストラの質の低下が大きな要因だ。

そこにいるだけの人間。ただ、画面の余白を埋めるためだけにエキストラは配置される。

なぜ、最近の助監督はエキストラを動かせなくなってしまったのだろうか?
たった一言でエキストラに命が吹き込まれ、忽ち絵の躍動感が増すというのに彼らはその事を知らない。
それとも、ただただ時間に追われそれすらも面倒になってしまっているのか?

悲しいかな、最近のTVは大型が主流になり、前にも増して粗が目立つ事、目立つ事。

この一点だけでも日本のドラマとアメリカのドラマでは百年の開きがあるといえる。


映画に置いてはエキストラの動かし方に感動すら覚える事がある。

そういう映画はごまんとあるが、今回はその中でも秀逸の3本を紹介する。


・ラスト・コーション
監督:アン・リー
この映画のエキストラの使い方は正に圧巻。一人として気を抜いていない。見る価値、大。
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・蒲田行進曲
監督:深作欣二
深作監督は役者は演技が出来て当たり前という理由で殆ど演出せず、もっぱらエキストラの動かし方に重点を置いていたそうだ。この、蒲田行進曲然り、バトルロワイヤル然り、仁義なき戦い然り、執念すら感じる。
仁義の抗争シーンに置いては百人近いエキストラが滅茶苦茶に動いているようで誰一人、かぶっていない。
時間軸を計算したり、バミリを調整したり、本当に大変だったと思うが、要はやるかやらないかなのだ。
蒲田の階段落ちのシーンは日本映画界が誇る名シーンといって良い。
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・日本以外全部沈没
監督:河崎実
この映画を見るとエキストラは人海戦術ではないと分からせてくれる。
ある日の事だ。
エキストラの数、十人。河崎監督はこの数で満員電車を作ろうとしていた。
ロケ地は府中競馬場がある沿線。
電車を借り切っての撮影だったが、なんと同じ日、隣のホームで”それでもボクはやってない”の撮影が行なわれていた。そのエキストラの数、優に千人。向こうはリアルに満員電車を作ろうとしていた。
河崎監督、ビビるのか!?僕は内心、そう思っていたが、河崎監督の口から出た言葉は「あんなにいらねえだろ」だった。
そう、監督は余裕綽綽。結局、エキストラ十人をギュウギュウに詰めて俯瞰で撮るという手法で見事、満員電車を作ってしまった。
金があるならある也に、無いなら無い也に、問題は頭を使うか、それが無いなら体力を使うか。
やるか、やらないかなのだ。
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先人がこうして作り上げてきたものを現代のドラマは蔑ろにしすぎている。
もっともっともっと勉強しろと俺は強く言いたいのだ。
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by ricayaa | 2010-01-30 20:03 | Comments(0)

夜風

最近、胃が痛ぇ。
原因は間違いなく8チャンネルさ。
ま、いいか。あと50日の辛抱だ。

あ、スカイツリーがもう、あんなに高くなってら。
江東区の夜風が妙に気持ちいい。

こんな気持ちになれるんだから俺もまだまだ大丈夫だ。

早くプラスワンに行きてえな。
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by ricayaa | 2010-01-26 16:12 | Comments(1)

トホホ映画

’09年度トホホ映画のBEST10が映画秘宝より発表された。

第1位『DRAGONBALL EVOLUTION』
第2位『ターミネーター4』
第3位『2012』
第4位『宇宙戦艦ヤマト 復活篇』
第5位『しんぼる』
第6位『カムイ外伝』
第7位『13日の金曜日』
第8位『HACHI 約束の犬』
第9位『スノープリンス 禁じられた恋のメロディ』
第10位『20世紀少年』シリーズ

まず、1位のDRAGONBALLはあまりにもFANが多い作品故、実写版というだけで酷評を浴びる事は半ば宿命のような作品。ある意味、映画界の歴史に燦然と輝く作品と言っても良い。
ただ、全体を見ると相変わらずコミック原作の多さが目立つ。それだけ希薄な企画者と日和見なプロデューサーが増えたということだろう。日本のお客もそろそろ目を覚ましてもいい頃ではないか。
その点、5位の”しんぼる”は個人的に評価大。それは一重にオリジナル脚本で勝負しているところ。
例えこけたとしても他の9作品とは明らかに違うと思う。


尚、僕が思う’09年度のトホホ映画はグラントリノ。
天才イーストウッドも息切れしてきた感は否めない。
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by ricayaa | 2010-01-23 12:38 | Comments(0)

映画こそ我が人生

とある時代物の大作映画に参加させて頂いた。

まだ、タイトルも役名も公表できないけどスケールはかつて無いほどのでかさ。


それにしても、映画はいいね。本当にいい。

ここが僕の生きる場所だと切に実感。



嗚呼、早く、あのドラマ、終わんねえかな。俺は、もうすっかり飽きたよ・・・・(ひとりごと)
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by ricayaa | 2010-01-21 14:01 | 映画で愛を知った | Comments(0)

寅年毒初め

毒も45回目。人間で言ったら加齢臭真っ只中。
しかし、2010年の毒蟲はこれまで以上にチャクラ全開で突っ走ります。
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by ricayaa | 2010-01-21 10:17 | Comments(0)

《映像はロックだ74》ずっとあなたを愛してる

親の子殺しというかなり重いテーマに挑戦しているのは評価に値する。
昔に比べてかなりライトになったとは言え、随所にフランス映画らしさが出ていてそれなりに良かったと思う。

しかし、重い病によって辛い痛みを伴い、間もなく旅立つであろう息子に対し、医者である母親が、延命ではなく命を断ち切るということを選択し、注射をするということが果たして、殺人なんだろうか?

この問題は近親者にそういう人がいた場合、必ず立ち塞がる問題だ。

告知するのかしないのか、延命処置をするのかしないのか・・・・

恐らく、どの選択肢も間違いではないと思う。


この母親は息子に対し安楽死の道を選んだ。その事によって彼女は贖罪の意識に駆り立てられ、刑務所に服役する。
それも、間違いじゃない思う。彼女が自分で選んだ道だからだ。
しかし、ならば、何故、苛立つ?何故、怒る?

行く先々での偏見や奇異の目も胸を張って受け入れるべきではないだろうか?


あなたならどうする?・・・そういう風に思わせる点でも上々の佳作であった。
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by ricayaa | 2010-01-10 16:04 | 映像はロックだ! | Comments(0)

二千拾も徒然ならざる也 

うちのかみさんの実家は旅館である為、ここ数年、正月は旅館の手伝いも兼ねて伊豆へ帰省している。
暮れ正月の旅館は忙しい。猫の手も借りたいくらいのてんてこ舞いだが、僕自身、その猫までも遠く及んではいない。

31日の夜は例年通りリモコン片手にTV攻撃。
紅白とダイナマイトを行ったり来たり・・・ブラウン管に向かってあーだこーだと言いながら、こういう感じがきっと幸福というのだろう。
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by ricayaa | 2010-01-08 10:10 | Comments(0)