三浦和義・・・いわゆるロス疑惑の主人公。
妻を殺され、悲劇の主人公となり日本中の涙を誘ったと思いきや、週間文春の「疑惑の銃弾」により一転して容疑者になった男だ。そして、日本の司法で無罪になったにも拘らず、今度は米司法の動きで再び時の人となってしまった。
この事件の真意は、今や本人しか分からないのだろうが、オレは他のところに注目している。
この事件は通称、ロス疑惑とかロス事件とか言われているが、この事件の舞台は実はロスではなく、厳密に言えばロスの郊外のトーレンスという街である。
トーレンス・・・オレの生まれた街だ。
オレは3歳か4歳の時にこの街を離れているから記憶は朧気(おぼろげ)だし、写真もあまり残ってないから、NEWSフィルムで見る事件現場をどうしてもじっくり見てしまう。
三浦事件は、オレをノスタルジーへ誘ってくれる危険なストーリーなのだ。