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イタリアの種馬《映像はロックだ34》

「ロッキー・ザ・ファイナル」
凄い映画だ。160㎞のど真ん中直球ストレートの作品だった。
ストーリーは予想を超えない、いわゆるベタな内容だが、画面から感じる強さは他に類を見ない。
スタローンを始め、エキストラの一人一人まで全員が気合いを持って演じているのがグングンと伝わってきた。
相手役のディクソンのキャラクター設定の曖昧さや、また、どうして戦う事になったかという設定の無理やり感もあったが、すべてロッキーの奏でる強さを持てば、どうって事ない問題だし、そしてたぶん、僕らのDNAに完全に組み込まれてしまった、♪パーパパパーパパパーパパパ というあの曲を聞くとどんな陳腐な評論もかき消されてしまう。

僕は思うんだ。
映画の役割って何だろう・・・
それは、勿論、千差万別なんだろうけど、例えば、人に勇気を与え、人に希望を与え、人に明日へ一歩踏み出す力を与えるものだとするならば、僕はこの「ロッキー・ザ・ファイナル」こそ映画の役割を完全に果たしているんじゃないかって思うのさ。


今年、これ以上の映画に出会えるのだろうか・・・
そういえば、映画が終わった後、会場で拍手が起こったが、この作品の前では自然な出来事だったのかもしれない・・・
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by ricayaa | 2007-04-15 11:14 | 映像はロックだ!


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