来月、自分が企画、脚本、監督をする映画のためにジョン君がビデオカメラを貸してくれた。
SONYのDCR-VX2000。
今はとにかく練習に当てている。目に付いたものを撮りまくるのだ。
触ってみると、当たり前の事だがカメラとは違うし、家庭用の、いわゆるお父さんが子供の運動会を撮るために買うホームビデオとも違う。
僕が写真を撮る時に一番気をつけるのは、被写体に心で近づく事だ。感覚的なものになるが、被写体のサイズを決めたら、更に一歩、近づくのだ。それは、心の距離、気持ちの距離だ。
しかし、ビデオカメラは、その前後、時間の流れがあるから相対的なものを考えなければならない。フィルムを回すポイント、切るポイントがとても厄介な問題だと思う。
いわゆる、初歩的な問題で躓いてるから、NDとかフェーダーとか、諸々の機能を把握するまでは時間がかかりそうだ。
麗しのDCR-VX2000、暫くは僕の彼女みたいになったこいつとは離れられない。