南千住 大林

東京にいくつかある伝説の居酒屋の中の、凡そ最終地点、最高峰と呼ばれる南千住の「大林」にひとりで乗り込んできた。
ちなみに「大林」と書いて だいりん と読む。
で、その大林なのだが事前情報から、いっさいの取材を受けない、店内、どの部分も写真撮影禁止、携帯電話禁止(携帯電話を見えるとこに置いてもOUT)、必要以上の私語禁止、3人以上のお客様は断られる場合がある等々・・・とまあ、ありとあらゆる縛りの中で、緊張いっぱい、意を決して暖簾を潜(くぐ)ったわけさ。
で、噂の親父・・・す、すごいオーラだ。
いや、噂以上かもしれない。
ただ、立っているだけなのに戦後から東京一ワイルドな街、南千住に鎮座してきた風格が醸し出されている。
このオーラに負けないよう、俺も無理矢理、眉間に1本しわを刻み込んでビールを注文。
ちなみにここでは生ビールとか小瓶なんていうガキの飲み物は置いていない。ビールは大瓶のみ。
で、食べ物も注文するのだが、その選んでる、悩んでる的な素人っぽい動きもはばかられる。
今、俺の目の前にいる親父を待たせてはいけない、早く、注文せねばって事で、兎に角、目に入った物を2、3注文。
でね、ここ、内装が涙が出るくらい昭和。
昭和っぽい内装とか、無理矢理、昭和感的なそういうあざとさじゃなく、昭和から大事に大切に使われた道具がそのまま活躍している。
あとね、きれいなんだ。掃除が隅々まで行き届いていて清潔。
そういう一点の曇りのない仕事が客を黙らせる。
ひとり客もふたり客もその最上の空間にいることを楽しみながらグビリとやる。料理も全て、うまい。
そしてお会計の時、親父が弾くそろばんがどこまでも渋い。
ここ、100点でしょ。
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by ricayaa | 2015-06-28 19:33 | Comments(0)


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