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《映像はロックだ!140》かぞくのくに

北朝鮮と日本の関係の一端を描いた作品。
全編を通して切なさと憤り感が充満しているが、ふと気づけば、悲しみに打ちひしがれる日本側の家族に対し、北朝鮮側で生活する兄はどこかドライだ。
見ている側からするとその関係性はむしろホッとするとともに問題の根深さも突きつけられる。
兄が帰りの車の中で騒音に紛れて少しだけ口をつく白いブランコが胸を打った。
ただ、映画としては全体的に少し間延びしている感はあったし、おかまと北朝鮮人を同じマイノリティとしたシーンは正直、寒かった。
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by ricayaa | 2012-08-26 21:21 | 映像はロックだ!


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