このブログを初めて早5年。
今年ほど映画BEST3に迷った年は無かった。
突き抜けた作品が無かったのか、良作揃いだったのか、今もって分からないが河崎監督並の爆弾投下的作品が無かったのは少々、寂しい。
ただ、ここに選んだ三作品はいずれも良質な映画だと思う。
キーワードは他の奴には作れないだろみたいな事かな。
監督らしさ、監督の柄が出る作品ってそうそう無いもんね。
日本なら概ねプロデューサーが手を出さない。
来年、踊る~のPART3をやるらしいね。ま、そういう事ですわ。
第1位「あの日、欲望の大地で」
監督・脚本:ギジェルモ・アリアガ 主演:シャーリーズ・セロン
アリアガの脚本の素晴らしさは現代に於いて秀でている。詰めて詰めて詰めて、さらに詰めるという作業が滲み出ている。
今年の一番です。
第2位「しんぼる」
監督:松本人志 脚本:松本人志、高須光聖 主演:松本人志
日本映画界、今年最大の無駄遣い。こういう映画を撮らせる配給会社があること事態、日本もまだまだ捨てたモンじゃない。
第3位「扉をたたく人」
監督・脚本:トム・マッカーシー 主演:リチャード・ジェンキンス
そして、3位はこの作品。アメリカに根深く残っている不法滞在の問題をジャンベというアフリカの楽器を使って浮き立たせた手法には頭が下がる。